ニュース

AI活用による専門性とキャリアの変化に関する実態調査を発表

AI時代に伸ばしたいもの1位は「専門知識」、「AI活用力」を上回る。81.9%は「AI活用力で市場価値に差」と回答

当社は、全国の20~60代の就業者を対象に、「AI活用による専門性とキャリアの変化に関する実態調査」を実施しました。

全国の20~60代の就業者のうち、業務で月1回以上AIを利用している647名に本調査を実施。本リリースでは、そのうち勤務先でAI活用が推進または認められている603名を主な集計対象とし、AI時代に伸ばしたい能力や、専門性・キャリアに対する意識について調査しました。

その結果、81.9%が「AIを使いこなせるかどうかで個人の市場価値に差が生まれる」と回答しました。また、自身の価値を高めるために今後伸ばしたいものでは、「専門知識」が44.1%で最も多く、「AI活用力」の41.6%を上回りました。

このほか、AIによる知識・経験の活用の変化や、キャリアの選択肢に対する意識についても調査しました。

 

■ 調査サマリー

● 81.9%が「AI活用力によって個人の市場価値に差が生まれる」と回答
● AI時代に伸ばしたいものは「専門知識」44.1%が最多。「AI活用力」は41.6%
● 78.4%が「知識や経験を新しい仕事・役割にも活かせる」と実感
● 58.0%が「AIによってキャリアの選択肢が広がる」と回答
● 「知識・経験を新しい仕事に活かせる」実感の有無で、キャリアの選択肢に54.4ポイント差

 

■ 調査結果

● 81.9%が「AI活用力によって個人の市場価値に差が生まれる」と回答

AIを使いこなせるかどうかで個人の市場価値に差が生まれると思うかを尋ねたところ、「大きな差が生まれる」、「ある程度差が生まれる」と回答したのは全体の81.9%となりました。AI活用力が、個人の市場価値を左右する要素の一つとして認識されていることが分かります。

 

● AI時代に伸ばしたいものは「専門知識」1%が最多。「AI活用力」は41.6%

AI時代に自身の価値を高めるため、今後伸ばしたいものを尋ねたところ、「専門知識」が44.1%で最も多く、「AI活用力」41.6%、「課題設定力」25.9%、「業界知識」23.7%と続きました。

AI活用力が市場価値を左右すると考える人が8割を超える一方、自身の価値を高めるために伸ばしたいものでは、「専門知識」がAI活用力を上回る結果となりました。

 

● 78.4%が「知識や経験を新しい仕事・役割にも活かせる」と実感

AIを使うことで、これまでの知識や経験を新しい仕事や役割にも活かせるようになったかを尋ねたところ、「強くそう思う」が26.7%、「ややそう思う」が51.7%となり、計78.4%が肯定的に回答しました。

AIによって、これまで培ってきた知識や経験の活用先が広がっていることがうかがえます。

 

● 58.0%が「AIによってキャリアの選択肢が広がる」と回答

AIによって自身のキャリアの選択肢が広がると思うかを尋ねたところ、「大きく広がる」が13.4%、「やや広がる」が44.6%となり、計58.0%がキャリアの選択肢が広がると回答しました。半数以上が、AIによって自身のキャリアの選択肢が広がると捉えていることが分かります。

 

● 「知識・経験を新しい仕事に活かせる」実感の有無で、キャリアの選択肢に54.4ポイント差

「知識や経験を新しい仕事・役割にも活かせる実感」と「キャリアの選択肢の広がり」をクロス集計したところ、AIを使うことで知識・経験を新しい仕事にも活かせると感じている層では、69.8%が「キャリアの選択肢が広がる」と回答しました。

一方、活かせると感じていない層では「キャリアの選択肢が広がる」と回答した割合は15.4%となり、両者には54.4ポイントの差が見られました。知識や経験の活用実感がある人ほど、AIによるキャリアの広がりも感じる傾向が見られます。

※本結果は、知識・経験を新しい仕事や役割に活かせる実感と、キャリアの選択肢に対する意識の関連を示したものであり、因果関係を示すものではありません。

 

■ まとめ

今回の調査では、8割以上が「AIを使いこなせるかどうかで個人の市場価値に差が生まれる」と考えており、AI活用力が今後の市場価値を考えるうえで重要な要素として認識されていることが分かりました。一方、自身の価値を高めるために今後伸ばしたいものでは、「専門知識」が最も多くなり、「AI活用力」を上回りました。

また、78.4%が、AIを使うことでこれまでの知識や経験を新しい仕事や役割にも活かせるようになったと回答しています。さらに、知識・経験を新しい仕事に活かせると感じている人ほど、キャリアの選択肢が広がると考える割合も高く、知識・経験の活用実感とキャリアに対する意識には関連が見られました。

これらの結果から、AI時代の市場価値を考えるうえでは、AIを使いこなす力だけでなく、一人ひとりが培ってきた専門知識や経験を、AIと組み合わせてどのような仕事や役割に活かしていくかという視点が重要になっていくと考えられます。

これからの学びや能力開発においても、AIスキルを新たに身につけることだけでなく、自身の専門性を高め、それをAIと組み合わせながら新しい仕事や役割へと広げていくことが、選択肢の1つとなりそうです。

当社は、事業を通じて、個人が持つ経験・専門性と、それを必要とする企業や事業課題をつなぎ、一人ひとりの活躍機会を広げられるよう支援してまいります。

本調査ではこのほか、「勤務先ではどのようなAI活用支援が行われているのか」「AI活用にどのような不安や課題を感じているのか」「今後5年で仕事内容はどのように変化するのか」など、AI時代の仕事・専門性・キャリアを全22問から多角的に調査しています。全集計結果をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

■ 調査概要

調査方法:インターネット調査
調査ツール:Fastask(株式会社ジャストシステム)
調査対象:全国の20~60代の就業者
対象条件:業務で月1回以上AIを利用している方
スクリーニング調査回答者数:6,604名
本調査回答者数:647名
本リリースの主な集計対象者数:603名(男性426名、女性177名)
※本調査回答者647名のうち、勤務先におけるAI活用状況について「全社的に推進されている」「一部部署で推進されている」「個人利用は認められている」と回答した603名を、本リリースの主な集計対象としています。
本調査期間:2026年9月11日~9月12日
調査内容:AI時代の仕事・専門性・キャリア
設問数:22問
※設問により集計対象者数が異なります。各図表に対象者数(n)を記載しています。
※構成比は小数点第2位を四捨五入しているため、合計が100%にならない場合があります。また、複数回答の設問では、構成比の合計が100%を超える場合があります。
※本調査の詳細な結果をご希望の方は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。

 

■ 本調査結果の引用について

本調査結果を引用される際は、「アクシスコンサルティング株式会社調べ」と明記してください。
Web上で引用される場合は、併せてアクシスコンサルティング株式会社へのリンクをお願いいたします。

課題解決と価値創造のパートナー
お気軽にご相談ください。

お問い合わせ