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BIG4コンサルティングファーム在籍者の登録比率が30%突破

コンサルティング業界における人材流動化やキャリア多様化の傾向を示唆

当社は、このたび当社データベースにおいて、BIG4※1コンサルティングファームに現在在籍している人材の登録比率が30%※2を突破したことをお知らせいたします。

※1 デロイト トーマツ コンサルティング、EYストラテジー・アンド・コンサルティング、KPMGコンサルティング、PwCコンサルティングの4社の総称
※2 2025年8月末時点での日本年金機構から算出した正社員数を母数とし、当社データベースへの登録人数より算出


■ 登録人材の特徴

役職:登録者の44%がマネージャークラス以上。そのうち11%はディレクター(本部長・部長クラス)やパートナー(CxO・役員クラス)。
女性のマネージャークラス以上比率は22%。
男女比:全体では男性が約8割を占める。業界全体の男女比と同等。
年齢層:30代が約半数。マネージャークラス以上の登録者が一定数存在するため、30代後半以降の層も厚みがある。

 

 

■ コンサルティング業界における示唆
今回の登録動向は、コンサルティング業界において人材の流動性が高まり、転職や副業、フリーランスなど多様なキャリアパスが広がっていることを示しています。
特にジェンダーの観点では、一般的な企業に比べ女性管理職比率が相対的に高く、コンサルティング業界が女性のキャリア形成において先進的な役割を担っている可能性が示されました。一方で、全体に占める女性比率は依然として低く、今後の改善が課題となります。

■ 働き方の多様化
当社登録者のうち200名超が、転職支援とフリーランス支援、あるいは副業マッチングサービスに重複登録しており、全体の約4%が複線型のキャリアを志向していることが明らかになりました。これは、ハイエンド人材においても「一社での勤務」にとどまらず、複数のキャリアを同時に築く動きが広がっていることを示しています。

当社は「人が活きる。人を活かす。」という理念のもと、ハイエンド人材が一部の企業に限られず、あらゆる組織で活用される社会の実現を目指しています。今後も独自データの発信を通じ、キャリアや働き方の多様化を支え、人材の可能性を社会全体で循環させる取り組みを推進してまいります。

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